吉備一人静(キビヒトリシズカ)

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吉備一人静(キビヒトリシズカ)はセンリョウ科ヒトリシズカ属の多年草である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、林の中の半陰地に生える。
海外では、朝鮮半島の南部や中国にも分布する。
吉備は発見地の岡山県吉備を指し、一人静は白い花を1本立てる清楚な姿を静御前にたとえたものである。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
葉は幅の広い楕円形で、4枚から6枚が向かい合って生える(対生)。
葉の先は急に尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
近縁種の一人静(ヒトリシズカ)とは異なり、葉が展開してから花を咲かせる。
雄しべの長さは1センチくらいあり、一人静(ヒトリシズカ)の倍くらいある。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の数も4つと多く、一人静(ヒトリシズカ)の2つと区別できる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Chloranthus はギリシャ語の「chloros(黄緑)+anthos(花)」からきている。
種小名の fortunei はイギリス人の植物学者「フォーチュン(R. Fortune, 1812-1880)さんの」という意味である。インドや中国の植物を多数収集した。
写真は4月に神代植物公園の野草展(東京山草会)で撮った。
学名:Chloranthus fortunei

★どれどれと花の違いを見比べて
 自然のもたらす不思議を感じ

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2013/01/24改訂

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このページは、が2010年5月15日 07:00に書いたブログ記事です。

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