南蛮煙管(ナンバンギセル)

ナンバンギセル090909b-l.jpg

地の上を掻き分け見れば思草

南蛮煙管(ナンバンギセル)はハマウツボ科ナンバンギセル属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、草原や林の縁などに生える。
海外では、中国、インドシナ半島、マレーシアなどにも分布している。
名の由来は、花の姿を南蛮渡来の煙管(キセル)に見立てたものである。
葉緑素を持たない寄生植物で、薄(ススキ)茗荷(ミョウガ)などの根に寄生する。
万葉集にも「尾花」(ススキ)と一緒に「思い草」の名で登場している。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎はほとんど地上に出ず、小さな鱗片状の葉をつける。
開花時期は8月から10月である。
葉のわきから花柄を立て、その先にパイプに似た筒形で薄紫色の花を横向きにつける。
花冠の長さは3センチくらいで、先は浅く5つに裂ける。
花の中には黄色い球のような雌しべの柱頭があり、その下に雄しべが4本ある。
花のつけ根には舟形の萼がある。
花の後にできる実は卵球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、中に小さな種子がたくさん詰まっている。
俳句では「南蛮煙管」や「思草」が秋の季語である。
花言葉は「物思い」である。
属名の Aeginetia はギリシャ人の医師「アエギネタ(P. Aegineta, 600's)さん」の名からきている。
種小名の indica は「インドの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Aeginetia indica

★鮮やかでエキゾチックな彩りに
 足元見れば南蛮煙管
☆秋めいて薄を見れば月明かり
 南蛮煙管が妖しく咲いて

ナンバンギセル090909c-l.jpg

COPYRIGHT © 2014 龍&華凛 ALL RIGHTS RESERVED
2014/01/30改訂

植物図鑑

花図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル


このブログ記事について

このページは、が2010年9月11日 08:20に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「男郎花〈オトコエシ)」です。

次のブログ記事は「白鷺蘭(シラサギラン)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.7