婆雀斑(バアソブ)

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婆雀斑(バアソブ)はキキョウ科ツルニンジン属の蔓性多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、平地や山地の原野や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ウスリー地方、アムール地方などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
「ソブ」というのは長野県木曽地方の方言で「ソバカス」を意味する。
花冠の内側にある斑点を、お婆さんの「ソバカス」に見立てたものである。
近縁種の蔓人参(ツルニンジン)をこの地方では爺雀斑(ジイソブ)と呼んでおり、それとの対比でつけられた名称である。
全体に爺雀斑(ジイソブ)よりは小形である。
蔓性で他の植物などに巻きつき、草丈は2メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面に白い毛が生える。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に長さ20ミリから25ミリくらいの緑白色をした鐘形の花を下向きにつける。
花冠の先は浅く5つに裂け、裂片は反り返る。
花冠の内側の上部は紫色で、下部には濃い紫色の斑点がある。
萼片は5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Codonopsis はギリシャ語の「codon(鐘)+opsis(似)」からきている。釣鐘状の花の形から名づけられた。
種小名の ussuriensis は「ウスリー地方産の」という意味である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Codonopsis ussuriensis

★葉も花も小柄なれども婆雀斑は
 内に潜めて色香忘れず

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2014/05/22改訂

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