紀伊糸辣韮(キイイトラッキョウ)

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キイイトラッキョウ051029a-l.jpg

紀伊糸辣韮(キイイトラッキョウ)はユリ科ネギ属(アリウム属)の多年草である。
アリウム属は北半球を中心に800種くらいが分布する。
葱(ネギ)が代表品種で、属名の和名もネギ属という。
分類体系によっては(APGIII)ヒガンバナ科とされる。
APG体系でも初期にはネギ科とされていたが、IIIでネギ科はヒガンバナ科の亜科に移行した。
園芸的呼び方としてはアリウム属とされることが多い。
本種は日本固有種である。
分布域は本州の愛知県、岐阜県、和歌山県、山口県に限定され、山地の日当たりの良い岩場に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
分類上は、長崎県の平戸島に生育する糸辣韮(イトラッキョウ)の変種とされてきたが、この2012年版で学名は変更された。
草丈は10センチから20センチくらいである。
長い糸状の葉が根際から生える。
開花時期は10月から11月くらいである。
花は糸辣韮(イトラッキョウ)よりもやや小さい。
花の色は紅紫色で、雄しべが花びらよりずっと長い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の kiiense は「紀伊(和歌山県)の」という意味である。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Allium kiiense(syn. Allium virgunculae var. kiiense)

★突き出した長い雄しべが可愛いよ
 紀伊糸辣韮息を潜めて

キイイトラッキョウ051029c-l.jpg

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2015/01/15改訂

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このページは、が2010年10月25日 05:58に書いたブログ記事です。

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