2023年7月5日。
中華人民共和国とバルカ共和国の間にある出入国審査場。
そこに現れた怪しげな5人の中国国籍の男たち。
審査の際目的を聞かれると、「ロシアに渡る。バルカは通過だけだ。」と答える。
トラックの中も怪しいものは無く、バルカに入国する。
これは、乃木憂助(堺雅人)が実の父でありテントのリーダーのノゴーン・ベキ(役所広司)を撃ち殺したのと同時刻の出来事である。
その頃日本では、佐賀県民病院、半田総合病院、旭川共済病院で爆破事件、和歌山医療会病院では警備員による看護師への青酸ガス噴射事件が起こる。
数日後。乃木は多層認証によって厳重に隔離された別班の機密室で報告書の作成を行っていた。
3つの備え付けのテレビでは、静岡での大規模な線状降水帯発生のニュースなどが流れている。
中国国籍の男たちはバルカ共和国とロシア連邦の出入国審査場にいた。
しかし審査員は5人ではなく3人になっていることについて指摘する。
男の1人が「具合が悪くなりオルグス病院に置いてきた。」と説明。
病院に確認が取れ、トラックも問題なしと判断され、ロシア連邦に入国することに許可がおりる。
乃木は日本帰国後、初めて柚木薫(二階堂ふみ)とジャミーン(本間さえ)に会いに神社へと向かう。
3人は安堵の上抱擁を交わすが、F(乃木のもう1人の人格)が神社の一角に饅頭が置いてあることを乃木に告げる。
これは司令(キムラ緑子)からの「会いに来い」という命令である。
乃木は家に帰るや否や、薫にずっと連絡がなかったことへの不満をぶつけられるが、咄嗟に言い訳を述べ何とか逃れ、司令のもとへと急ぐ。
向かう道中、公安警察に後ろをつけられるが別班の本拠地がばれるのを防ぐため上手く撒く。
今朝事情を知った野崎が乃木の身を案じて警護をつけていたのだが。
乃木は防衛省地下 旧大本営地下壕へ足を早めた。
目的地に到着し司令の後をついていくと、AI ハヤトの部屋へと着く。
司令は淡々と語る。
「本日未明、テント潜入任務に参加した別班員、熊谷、高田、廣瀬、和田の4名が姿を消しました。
何者かに拉致されたと考えて間違いないでしょう。」
4人は、治療中とはいえ高度な訓練を受けているため拉致されたとは考えにくかった。
しかしハヤトに見せられた病院内の防犯映像には4人の食事に薬が盛られる瞬間がはっきりと映っていた。
別班員が薬を舌で感知できなかった理由は、無味無臭の新薬だったからだと考えられる。
拉致発生直前から各病院の監視カメラがダウン、同時刻に病院付近での爆発や青酸ガスの噴射事件が起こっていた。
その騒動の中、4人は拉致されたのだ。
敵はかなり前から綿密に計画していたに違いないのである。
また黒須(松坂桃李)も今朝から音信不通となっていると知らされる。
乃木はすぐにノコル(二宮和也)に連絡をとり、黒須の住んでいたバルカの家を調べてもらう。
家の鍵は溶かされ、置いてあったはずの乃木家の守り刀か消えていた。
それだけでなく壁に1つの穴、銃弾が通った跡があったと聞く。
ハヤトは続いて、黒須を含める5人の居場所を知っている計11人の、情報流出の可能性の数値を導き出した。
結果は、、、。(ここでは明かされない)
乃木は野崎との待ち合わせを試みる。
盗聴や監視を逃れるため、携帯のGPS機能を上手く利用するなどして無事日本橋の安全地で会うことができた。
会話の内容はこうだ。
敵は誘拐した別班員5人から別班に関する情報を聞き出そうとするはず。
どんな拷問にも耐えられるよう訓練を受けているが、親族を盾にされるとどうなるか分からない。
そのため、5人の親族、薫とジャミーンの警護を野崎に頼んだ。
また別班は出動待機している陸自特殊作戦軍が指揮系統をとることを約束する。
そしてハヤトの計算で新庄浩太郎(竜星涼)が情報流出した可能性が95%であったことを伝える。
野崎は予想通りだったようだ。
そして乃木は明日岐阜からバルカに渡ることを伝え、解散する。
乃木は丸菱商事に戻り、宇佐美部長(市川猿弥)にバルカでの成果を話す。
内容は、アジアで唯一日本がフローライトの独占輸入を行い、その代理店契約を丸菱商事が一手に引き受けるというものである。
その額年間5300億円。一大事業である。
社長と長野専務(小日向文世)が岐阜に出張中のため、今から岐阜へ行くと言い出す宇佐美部長。
乃木の予想通りであった。
岐阜県恵那市の料亭。
社長、長野専務、宇佐美部長、金属資源部部長の富樫、乃木の5人が集まる。
今日次期役員が決まる。
候補は宇佐美部長と富樫部長のどちらかかと思っていた。
が、乃木が抜擢される。
しかし別班の活動がしづらくなることを恐れた乃木は、この案件を獲得できたのは宇佐美部長のおかげであると主張。
自分は今後も現地のバルカで現地責任者として道筋を見守りたいと強く述べる。
結果、乃木ではなく宇佐美部長を次期役員とすることに成功した。
部屋に戻ると、シャンパンが用意してあった。
社長の名刺が添えられている。
乃木はこれは罠だと察する。
2台のカメラとシャンパンの蓋に注射器の跡があったからだ。
乃木がシャンパンを飲み、倒れた振りをすると1人の男がすぐさま現れる。
その男は真っ先にフローライトに関する書類をしまっていた金庫に向かう。
しかしそこに身を潜めていたドラム(富栄ドラム)が男を一撃で倒す。
男はソウ・ムウチェ、アジア全般特に日本を活動拠点としている産業スパイであった。
別班員を拉致した連中とは違う。
翌日。
乃木とドラムはバルカに向かうため成田空港へ。
そこで野崎と会い、ノゴーン・ベキとテントの幹部2人の遺骨を受け取る。
野崎は、
「各国諜報機関に葬式の情報を流し3人が亡くなったことを世界に知らしめることが重要だ」
と言う。
それは公安でやるようだ。
また
「葬式は養護施設関係者だけにしておき、ノコルや幹部、乃木は出席を控えた方が良い。」
と忠告される。
乃木は最初からそのつもりであった。
そして野崎は続ける。
「向こうに着いたらバルカ警察が警護につく。
何か苦渋に直面したらチンギスに相談すると良い。いい知恵を与えてくれる。」
乃木とドラムはバルカに渡り、ノコルのもとへ遺骨を届ける。
そしてノコルと共に黒須の家へと向かい、何かヒントがないか捜索する。
乃木は絨毯が1枚無くなっていることに気づく。
さらに仕掛けてあったカメラを取り出し内容を確認する。
太田梨歩(花岡すみれ)と繋ぎ、気象衛星の映像などと照らし合わせながら真実を暴いていく。
まずは気象衛星の映像から。
0:05 黒須の家の前にトラックの姿が映る。
その後、部屋の中の映像には黒須が乃木の守り刀で複数の男と戦う様子が映っていた。
2人の男を殺すが、黒須は麻酔銃で撃たれてしまう。
生き残った3人の男は一言も喋らずDNAを消し、乃木家の守り刀を持ち去った。
続いて太田が出入国審査場の映像を映し出す。
バルカを出るときに5人ではなく3人になっていて、残りの2人は病院に置いてきたことになっていたが、調べると病院にいるのは全く別の人物つまり替え玉だった。
また、トラックにも仕掛けがあることを見破る。
トラックは27㎝上げ底されていてそこに黒須が隠されていたようだ。
ロシアに入ったそのトラックはそのままアバサン国際空港にに直行し、貨物機専用の格納庫に入る。
しかし格納庫内の監視カメラの映像は停止していて見れない。
だがその後そこからプライベートジェット機が飛んでいたことが分かる。
行先はアゼルバイジャン。
同じように他の別班員も貨物機で他国に運ばれたと考えられ、太田に調べさせる。
すると、別班員はそれぞれ違う国の空港に運ばれていて、到着した空港の監視カメラは全て切られていたことが分かった。
司令は、ばらばらになっている別班員はどこかに集結すると予測する。
その場所を突き止めれば良いのだ。
司令は、中東アジアにいる別班員に調査をさせ、また乃木に引き続き最新の注意をするよう命じる。
乃木はノコルに調査結果を伝える。
するとノコルは
「運ばれた中にキプロスは入っているのか」
と、意味深げなことを言う。
一方、野崎はホテル ニューオータニへ向かう。
そこにいたのは重要な話があると島根から呼びだした人物。
野崎は弟の乃木すぐるについて知りたいと話し始める。
乃木は早速キプロスへ向かう。
空港内で別班のエージェントから武器を調達。
そしてある家に訪問。
現れたのは、テントの元幹部のアルであった。

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